第13回日本医療マネジメント学会
沖縄県支部学術集会

ごあいさつ
学会長:比嘉 国基
社会医療法人 友愛会 理事長

このたび、「第13回日本医療マネジメント学会沖縄県支部学術集会」を、2026年 1月10日(土)に社会医療法人友愛会 友愛医療センターにて開催する運びとなりました。学術集会会長を務めさせていただきます、友愛会の比嘉国基です。充実した学術集会となるよう、準備を進めて参ります。
本学術集会のテーマは「目の前にある未来への備え ~沖縄の高齢者救急医療と地域の挑戦~」といたしました。沖縄県南部をはじめ、全国的に急速な高齢化が進行する中、高齢者の救急医療は医療・介護・行政に共通する喫緊の課題となっております。救急搬送の増加、在宅医療との連携不足、ご家族の支援体制の希薄化など、現場ではさまざまな問題が顕在化しています。本学術集会は、急性期から回復期、療養型、介護福祉施設、クリニックなど多様な医療・看護・福祉職種が一堂に会し、実践的な議論と提案を行う場として開催いたします。
特別講演には、全国的な高齢者救急医療の提言をまとめられた中京病院副院長 真弓俊彦先生をお招きし、提言の主題である高齢者救急問題の現状とその対応策についてご講演いただきます。また、看護・診療技術、地域連携・事務など多岐にわたる一般演題発表も予定しており、医療現場の最前線での課題や取り組みを共有できる貴重な機会となることを期待しております。
日本医療マネジメント学会は、医療安全、地域医療連携、病院経営、働き方改革など多様なテーマを取り上げ、医療に携わる多職種の連携と国民の健康福祉への寄与を目指して活動しております。沖縄県支部学術集会も、地域の実情を踏まえた具体的な課題解決の場として、今後も発展してまいります。
最後に、本集会が沖縄の高齢者救急医療の未来を見据え、地域全体での持続可能な医療体制の構築に向けた一助となることを願い、皆様の積極的なご参加とご議論をお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします。
学術集会 会長 比嘉 国基
社会医療法人友愛会 理事長
概要
日 時:
2026年1月10日(土)13:00〜16:30
会 場:
社会医療法人 友愛会 友愛医療センター
参加費:
会員 500円 非会員 1,000円 (共に税込)
テーマ:
目の前にある未来への備え ~沖縄の高齢者救急医療と地域の挑戦~
学会長:
比嘉 国基(社会医療法人 友愛会 理事長)
参加者数:
約150名予定
医師、看護師、薬剤師、メディカルスタッフ、事務職等
医療・看護・福祉に関わる全職種
予定プログラム:
特別講演、一般演題、企業展示
一般演題申込:
規定数に達しましたので、締め切りました。
多数のご応募ありがとうございました。
学会参加申込:
2025年9月1日(月)〜12月31日(水)
学術集会事務局:
社会医療法人 友愛会 TEL:098-850-3811
特別講演
「高齢者救急問題の現状とその対応策についての提言2024とこれから」
講師:独立行政法人地域医療機能推進機構中京病院 副院長 真弓俊彦 先生
座長:加藤 功大(社会医療法人友愛会 友愛医療センター 副院長)
急速に進行する高齢化により、高齢者の救急医療は医療・介護・行政に共通する重要な課題となっております。特に、豊見城市・糸満市を含む沖縄県南部においても、救急搬送の増加、在宅医療との連携不足、家族支援体制の希薄化などが顕在化しています。
本学術集会は、急性期病院から回復期病院、療養型病院、介護福祉施設、クリニックにおける、それぞれの医療・看護・福祉等の多職種が一堂に会し、高齢者救急医療の現状とその解決策について実践的に議論・提案を行う場として開催するものです。昨年末に日本救急医学会、日本老年医学会、日本在宅医療連合学会、日本ケアマネジメント学会、全国在宅療養支援医協会、全国老人福祉施設協議会ほか多くの関連団体が高齢者を対象とした医療、特に救急医療の課題と対策を提言としてまとめています。
今回はこの提言で中心的な役割を担った独立行政法人地域医療機能推進機構中京病院副院長の真弓俊彦先生に沖縄県で初めてご講演いただきます。
講師:真弓俊彦
独立行政法人地域医療機能推進機構中京病院 副院長

■ 略歴
| 1985年3月 | 名古屋大学医学部医学科卒業 |
| 1985年4月 | 大垣市民病院研修医、外科医員 |
| 1991年9月 | アメリカジョーンズホプキンス大学外科リサーチフェロー |
| 1994年7月 | 名古屋大学医学部 第一外科学講座 医員 |
| 1995年10月 | 名古屋大学医学部附属病院 集中治療部 助手 |
| 1999年11月 | 名古屋大学医学部附属病院 集中治療部 講師 |
| 2011年9月 | 愛知県一宮市立市民病院 救命救急センター センター長 |
| 2013年3月 | 産業医科大学医学部 救急医学講座 教授 |
| 2022年4月 | 独立行政法人地域医療機能推進機構中京病院 副院長、ICU部長、感染対策室部長 現在に至る |
■ 所属学会
日本救急医学会 日本集中治療医学会 日本臨床救急医学会
日本腹部救急医学会 日本外科感染症学会 日本膵臓学会
日本血栓止血学会 日本在宅救急医学会 日本ショック学会 等
■ 資格等
名古屋大学臨床教授、医学博士
日本救急医学会指導医・専門医・評議員
日本集中治療医学会専門医
日本膵臓学会指導医
日本臨床救急医学会評議員
日本腹部医学会理事
日本外科感染症学会理事
日本在宅救急医学会理事
日本ショック学会理事
AHA BLS/ACLS National Faculty、日本統括DMAT隊員
一般演題I
会場:友愛医療センター 7階大会議室
座長:加藤 功大(社会医療法人友愛会 友愛医療センター 副院長)
I-1 地域在住の外国人高齢に向けた友愛会の支援
演者 ハーパー 佐世子(社会医療法人友愛会 友愛医療センター 乳腺外科)
I-2 看護師の入退院支援
演者 下地 育美(社会医療法人かりゆし会 ハートライフ病院 入退院支援室)
I-3 高齢者救急における医療・介護連携の実践
演者 普久原 睦子(社会医療法人敬愛会 なかがみ地域包括センター 看護部)
I-4 「はーとネットワーク」を通して目指す近隣機関との関係性
演者 髙澤 信哉(社会医療法人かりゆし会 ハートライフ病院 患者総合支援センター)
I-5 継続的地域訪問による信頼関係構築と診療連携への影響
演者 山内 美沙都(社会医療法人かりゆし会 ハートライフ病院 患者総合支援センター)
I-6 地域連携室の紹介患者受入業務負担軽減に向けた初診予約方法統一の取り組み
演者 鈴木 真(社会医療法人友愛会 TQM推進室)
I-7 ERCP検査から見えてくる高齢者救急医療に対する地域医療体制の課題
演者 加藤 功大(社会医療法人友愛会 友愛医療センター 消化器内科)
一般演題Ⅱ
会場:中会議室
座長:金城 聖子(社会医療法人友愛会 友愛医療センター 統括師長)
Ⅱ-1 インシデントレポート報告内容から検討した高齢者における貼付剤の管理上の問題点
演者 外間 登(琉球大学病院 患者安全推進室)
Ⅱ-2 当院におけるRRS起動要素トレーニングコース開催と今後の取り組み
演者 池田 晴美(社会医療法人友愛会 法人事務局 人材開発課)
Ⅱ-3 低コストSNSツールを活用した外来通院率向上と増収効果
演者 根間 舞子(医療法人おもと会 大浜第一病院 診療支援課)
Ⅱ-4 多文化共生を支える医療スタッフ支援の実践と考察
演者 池村 小葉(独立行政法人 那覇市立病院 国際医療支援室)
Ⅱ-5 職員定着を目指した取り組み~1on1ミーティング導入による効果~
演者 真栄里 久美子(社会福祉法人おもと会 特別養護老人ホームすみれ 看護介護科)
Ⅱ-6 医療ニーズが高い利用者の急変回避を支える看多機の役割
演者 佐久田 恵(社会医療法人敬愛会 なかがみ地域包括センター 看護小規模多機能型居宅介護愛貴)
申し込みについて
規定数に達しましたので締め切りました。
お申し込み期限:2025年12月31日(水)まで
会場アクセス&お問い合わせ
日本医療マネジメント学会沖縄県支部学術集会事務局
〒901-0224 沖縄県豊見城市字与根50番地5
社会医療法人友愛会 法人事務局
TEL 098-850-3811 |FAX 098-850-3810