子どもたちに医療職のお仕事を体験してもらいました
子どもたちに職業体験を通し働くことについて興味をもってもらおうと、糸満市の保育園「子育て相談保育室バク」の保護者らが企画した「お仕事体験まつり」が11月4日に糸満市で開かれました。友愛会の看護師や臨床工学技士も参加し、問診やバイタル測定、輸液ポンプの操作法など、実際に医療現場で行なっている業務を子どもたちに体験してもらいました。
今回の企画に協力したのは友愛医療センターICUの仲間敏春主任(クリティカルケア認定看護師)、臨床工学科の鈴木壮彦科長(臨床工学技士)、豊見城中央病院の仲間麻衣子主任(回復期リハビリテーション病棟看護師)です。会場に設置したブースで「連携して患者さんを救おう」をテーマに、子どもたちと一緒にチームで患者さんの治療にあたりました。
仲間敏春主任は「チーム医療の重要性を体得できるブースだった。子どもたちが専門職として医療の世界に没入している姿はとても微笑ましく、頼もしくもありました」 、鈴木科長は「臨床工学技士はなかなか知られていない仕事だが、体験を通し興味を持ってもらえた。将来目指す職業の選択肢の一つになれば嬉しいです」と、当日の様子を振り返りました。
豊見城中央病院の仲間麻衣子主任は「普段私たちが当たり前のように行っている看護業務を子どもたちがキラキラした目でお仕事体験している姿は、改めて自分の仕事に誇りを持てたのと同時に背筋が伸びる思いになりました。沖縄県の子どもたちにこのような機会をもっと作っていけたらいいなと思います」と話しました。
会場には他にも航空関係や美容師、落語家など多彩な職業を体験できるブースが並び、子どもたちはお仕事を体験した後に得た「お給料」でお買い物や貯金をして、お金の知識も学びました。
友愛会は今後も、地域を支える医療機関としての役割や使命、医療職の魅力ややりがいを発信し、未来の医療人育成に取り組んでまいります。