2025年07月31日
嵩下院長が「熱中症」をテーマに講演
7月16日、豊見城市役所で市民対象の防災講座が開かれました。今回のテーマは「地球温暖化と健康被害」で、沖縄気象台の萱場亙起氏と友愛医療センターの嵩下英次郎院長が登壇し、気候変動の影響や熱中症対策について講演しました。
沖縄気象台で気候変動・海洋情報調整官を務める萱場氏は、那覇市の年平均気温が100年あたりで1.2度上昇していることや、沖縄周辺海域の界面水温も昨年過去最高を記録したことにふれ、極端な大雨や台風強度が強まるリスクを指摘しました。
嵩下院長は暑さを感じる場所で体調不良になった際には常に熱中症を疑ってほしいと注意を促し、その上で病院搬送の目安について、自分自身で水分や塩分を摂取することができない状態であったり、意識障害や応答に違和感があれば迅速に医療機関を受診してほしいと呼び掛けました。
熱中症が疑われる際の応急処置としては、涼しい場所へ移動し、首・脇・足の付け根といった太い血管の箇所を冷やすこと、水分と塩分は経口補水液などで同時に摂取することが望ましい、と話しました。
また、熱中症には予防が何よりも肝心だとし、運動などで汗をかく習慣をつけることや、塩分が豊富に含まれている梅昆布茶や味噌汁の効果を紹介しました。
講演後の質疑応答では、高齢者や子どもが気をつけるべきことは何かといった質問や、予防法を早速実践したい、といった感想が寄せられ参加者は夏本番を乗り切るための学びになったようでした。
当院では今後も、地域のみなさまの健康と福祉に関する情報発信など幅広い活動を行ってまいります。


