当院の診療放射線技師がゆたか小で講演

子どもたちに病院で働く医療従事者の仕事について理解を深めてもらおうと、友愛医療センター放射線科の島袋真科長が、2月20日にゆたか小学校で開かれた「職業人の話を聞く会」に参加し、診療放射線技師の業務内容や仕事のやりがいについて話しました。

島袋科長は、X線撮影や超音波検査、MRI検査など、実際に病院で使われている機器を紹介しながら業務を説明。すべての診療科の検査に関わる診療放射線技師は、常にスキルアップが求められ勉強が欠かせないことや、検査を通し患者さんの状態が治っていく過程を身近に感じることができることなど、業務のやりがいを説明したほか、診療放射線技師の活躍の場は病院だけでなくさまざまな就職先があることなども紹介しました。

熱心に話を聞いていた子どもたちは、初めて目にする機器の画像や業務で作成された3D画像に興味津々。「1日に何名ぐらいの検査をするの?」「どうしてこの職業を目指そうと思いましたか?」など、たくさんの質問が寄せられました。

授業の最後に、島袋科長は放射線を扱う専門家としての立場から、東日本大震災で発生した福島の原発事故について取り上げました。子どもたちの目の前で放射線測定器を使い、大気中の放射線量を測定しながら、身の回りにも放射線があることや放射線の正しい知識を知る大切さを児童たちに呼び掛けました。